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空を見上げて

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会社携帯がなりました。 「なんだか調子悪くて おなかの調子がよくないんです。ずっと考えていたら胸も悪くて・・・」 最近、訪問が開始となった80代の女性からです。 身体的にはお元気そのもの、家事もこなしています。 ただ、何となく不安が強く。認知症が少し気になります。 いつも娘さんが仕事に出ると 仕事中に電話をかけてくるそうです。 内容は、いつも おなかの調子が悪い話。 一人で家にいると 悪いことばかり考えてしまうのでしょう。 ・・・・・ 先日より娘さんは旅行中。 不安なんでしょうね。 私の名刺を見て番号を確かめながら電話をかける姿を想像すると・・・ なんだか、ほっこりしました✨✨ 娘さんから依頼を受けた 当初は、「介護保険」という言葉はタブー。 契約時もプリプリおこっていたかたなのに。ね。 「空腹ではよくないから なにか食べてみて。家事をしたり、いつもと同じようにしましょう」 「また何かあれば 訪問もできる」「いつでも連絡ください」 としました。 結局、お昼ごろ「おなかがすっとしてる。元気になった」と連絡がありました。 「いつでも連絡」「多分大丈夫」などの言葉は訪看の常識では、向こう見ずで無責任なのかもしれません。 でも 私が伝えたかったことは「今日は晴れていますよ。空を見上げてみませんか。」 そんな感じのことです。 訪問看護は、医療者としてしっかりと人と関われる仕事です。 だからこそ 匙加減が大事だと考えます。 そして一生懸命だからこそ自分自身の視野が狭くなってしまうことも多いです。 だから、毎日働いて、勉強しているのでしょうね。 では、行ってきます。